あさのことば 2010年8月31日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(いずみ教会牧師)

小堀昇(いずみ教会牧師)

メッセージ: そのままの姿で

 お元気にお過ごしですか。いずみ教会牧師の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
 ある本でこんなお話を読みました。
 ある人が友人の家庭でのパーティーに招かれました。多くの人々と知り合って楽しいひと時を過ごしたのです。そして、パーティーも終わって、家に帰ったときに、忘れ物を思い出して、すぐさまその家に取りに帰ったのです。すると、その家の応接間にはみすぼらしい身なりの、憔悴しきっている若い男が家族と共にいました。彼は夫人から、この家には到底ふさわしくないその男を紹介されました。「実はこの男の人は、私の息子なんです。数年間、放浪の旅をしていましたが、今私たちの元にもどってきたのです」。息子は暖かく迎えられたことに感謝して言いました。「おかあさん、こんな惨めなままで戻ってきて、ホントにごめんなさい」。母親は、「いいえ、私の子どもですもの。どんな姿であっても愛していますよ」。涙を流して言ったそうです。

 聖書はこう語ります。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3:16)。

 私たちの人生にも人には見せたくない、知られたくない、様々な傷や痛みがあります。誰でも様々な過去があるものです。しかし、神はあなたがそのままの姿で、ご自分の下に来られるのを待っておられます。神は、そのままの姿のあなたを受け入れてくださるのです。ですから、あなたも神の懐に飛び込んでください。きっとあなたも素晴らしい神の愛を体験するでしょう。
それではまた、ごきげんよう。

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