いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
皆さんはどんな動物が好きですか? どんな動物が嫌いですか? 私は、子どものころから、蛇が大の苦手です。だけど、この一週間、わたしは蛇の話をしています。今日もお付き合いください。
サタンとか悪魔と呼ばれる神様の敵は、蛇を用いて私たち人類の先祖たちを、神様から引き離そうとしました。そして、その作戦はうまくいきました。サタンは蛇を用いて人の心にこう語りかけました。
「神様が取って食べてはいけないと言われたその木をたべても、決して死なない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神は御存じなのだ」と。創世記3章です。
神様は、「その木をとって食べたら、絶対に死ぬ」と言われたのです。この時神様が「絶対に死ぬ」と言われたのは、命の源である神様との間柄が、断絶してしまう、という意味での「死」でした。でも、サタンは蛇を用いて、「死ぬことはない」と人に言いました。むしろ、神様の言いつけにそむいて自分勝手に生きた方が、新しい魅力的な世界が見えるぞ、と誘いかけたのでした。もうここまで来たら、人は我慢できません。とって食べてしまいました。
「取って食べたらいけない」と言われた神様のお言いつけよりも、自分の思いの方が人にとっては上になってしまいました。事実上、神の上に立つ者となってしまいました。自分が神になってしまったと言ってもいいでしょう。これを罪と言います。この罪が、サタンが蛇を用いることによって人類に入ってきたと聖書は伝えています。