あさのことば 2010年8月17日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

芦田高之(新浦安教会牧師)

芦田高之(新浦安教会牧師)

メッセージ: 第一の誘惑

 いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
 暑さの中、何もやる気がでないという方々もおられるでしょう。ちょっと一服して、聖書に登場してくる動物の話に耳を傾けてください。聖書に最初に登場してくる大事な役割を持った動物は、実は蛇です。
 「主かる神が造られた野の生き物のうちで、もっとも賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。『園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか』…」と。創世記の3章です。

 これは、上手な、というか、実に巧妙な罠なのです。神様は、初めの人アダムとエバに、エデンの園、楽園においてこうおっしゃいました。
 「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう」(創世記2:16-17)。
 ここで、神様は、アダムとエバに、「園のどの木から取って食べてもいい」と、ものすごい寛大な大きな心で、気前よく言ってくださっています。「でも、ただ一本、善悪を知る木からだけは取って食べてはいけない」と、条件を付けられたのです。神様に従うかどうかをテストする為の木が、「善悪を知る木」という試験教材でした。

 サタン・悪魔は、蛇を用いて、人間に神様に対する不信感を抱かせるように働きかけたのです。「園のどの木からも取って食べてはいけないなんて、そんなきびいしい事を神様はおっしゃったのですか」と。
 与えられた善い物に目を向けさせず、与えられないものに目を向けさせる。そして不満を持たせる。これがサタンの最初の手口でした。私たちもその手にひっかかることが、結構あるんじゃないでしょうか。

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