いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
8月、暑い盛りです。私は夏が好きですが、暑いのが苦手な方もいらっしゃるでしょう。あまり暑くて人間だけでなく、動物たちも悲鳴をあげているかもしれません。
今週一週間は、聖書に登場してくるある動物のお話をいたします。
聖書で最初に出てくる動物って何だと思いますか? もちろん天地創造のくだりで、海の魚、空の鳥、家畜、地を這うもの…と、大雑把に生き物が分類されています。しかし、そこでは、その動物たちのある特別の役割がしるされているわけではありません。ある特別の役割を持って登場する、最初の生き物は、実は蛇です。
人間を罪に誘惑する者として、蛇は聖書の中でこんな風に登場してきます。
「主なる神が造られた野の生き物のうちで、もっとも賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。『園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか』…」
蛇はもっとも賢い動物だったと言われています。悪賢いという意味でしょう。この蛇と言う生き物を使って、サタンとか悪魔と呼ばれる神様の敵が、人間に誘惑を仕掛けてきたのです。それが、聖書のはじめの部分、創世記に出てきます。
なぜ、人は罪深くなってしまったのか。なぜ、世の中にいろいろな悲惨な事があるのか。その発端が、蛇を用いた悪魔の策力として、創世記には見事に描かれています。この一週間、この蛇を用いた悪魔の策力についてお話してまいります。