いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
よく、基本に忠実でありなさいと言われます。とかく派手なこと、表面に出てくることなどに気を取られ、地味な、しかし大事なことが忘れられてしまうことが戒められるのではないでしょうか。それはキリスト教の信仰にとってもそうです。
いったい信仰の基礎を築くものとは何なのでしょうか。それこそ、決して廃れることなく伝えられ続けてきた、神の言葉である聖書です。よく聖書は、「信仰と生活のただ一つの基準」と言われます。それは様々な苦しみや困難に襲われる私たちを慰め、力強く歩むために必要な力を与えてくれるからです。
新約聖書にある使徒言行録では、信者の集まりである教会について、「平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。」(9:31)と伝えています。何よりも神の言葉によって基礎がしっかりと固まったからこそ、イエス・キリストを宣べ伝える教会は、様々な迫害にも耐え、やがて世界の各地へと広まっていったのです。
聖書を「信仰と生活のただ一つの基準」とするという基礎がしっかりと固まって発展したからこそ、今日もこの番組をあなたに届けることが出来ています。そして、あなたの人生の基礎も聖書の言葉によって固められ、毎日の生活を営んでいただきたいと心から願っています。