新しい月をいかがお過ごしでしょうか。今週一週間、この番組を担当します東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
とかく信じれば人生はばら色、何も悪いことは起こらない、もし悪いことがあったら、それはあなたの信仰が弱いからだと責め立てられるようなことがあるようです。確かに私の信仰はもうこれで充分と胸を晴れるものではありません。そもそも、信じることは私にはないもの、出来ないことがそこにあるからこそ、信じ、従おうとするのではないでしょうか。これが出来たから信じようというものではありません。
イエス・キリストの弟子たちも、自信を持って従ってまいりました。けれども、その思いは砕かれて、自分の力を誇って信仰生活が成り立つものではないということを嫌というほど知らされました。そして自分の力によるのではなく、イエス様にいただいたものにお応えしていくところに祝福がある、そのことに気付かされました。
そのいただいたものこそ、イエス様の命です。自分の力に頼り、出来ない自分に絶望する、そのような私たちの弱さ、欠けを聖書は罪と呼んでいます。そしてそれは死に値するほどの恐ろしいものだというのです。到底、私たちの力で耐えられるものではありません。だからこそ、イエス様がその死に値するものを引き受けてくださり、私たちにはそれにまさる命をくださったのです。
その約束があなたにも向けられて語られていることを、この番組によって是非知っていただきたいと願っています。