いかがおすごしですか。三川栄二です。
聖書では、神さまがわたしたちと共にいて、苦しみさえ共にしてくださる方であると教えています。わたしたちの手を取って一歩一歩導いてくださる方であり、たとえ倒れても助け起こして、立たせてくださる方でもあるのです。こうしてわたしたちは、自分の道を歩み続けて行くことができるのですが、それでもわたしたちはつまずき倒れてしまうことがあります。倒れてしまい、うずくまってしまうこともあります。
そしてそこから立ち上がることさえできなくなるほど、弱り果てることもあるのではないでしょうか。そんなわたしたちに神さまは約束してくださいました。「…あなたたちは生まれた時から負われ、胎を出た時から担われてきた。同じように、わたしはあなたたちを老いる日まで、白髪になるまで、背負って行こう」(イザヤ書46:3,4)。
「足跡」という詩があります。ある人が主イエスと共に浜辺を歩き、これまでたどった人生を振り返ったとき、自分が一番苦しかったときを思い出します。ところがそこでは、これまで二つあったはずの足跡が一つしかありません。そこで主に尋ねます。あの時あなたはどうしてわたしと共にいてくださらなかったのですかと。それに主は答えました。あの時あなたは一歩も歩くことができなかった。だからそのあなたをわたしは背負って行ったのだと。
このようにわたしたちを背負ってくださる神がおられます。この神に背負われながら今日を歩んでいきましょう。