いかがおすごしですか。三川栄二です。
よくされる質問の一つに、キリスト教の神さまとは、どういう神さまかというものがあります。神さまはあちらこちらにいるけれど、それとどう違うのかということです。そこで今週は、聖書が教える神さまとは、どのような神さまかを考えてみましょう。
聖書が教えるまことの神、それはわたしたちと共にいてくださる神です。神はこう呼びかけられます。
「わたしはあなたの名を呼ぶ。水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。…恐れるな、わたしはあなたと共にいる」(イザヤ書43:2,5)。
人生をたどる中には、厳しい問題によって足元をすくわれそうになることがあります。それは、まるで激しい激流の中を歩いているようなものです。しかしそのようなときにも、わたしはあなたと共にいると神は約束してくださいます。心がちりちりに焼かれると思うような、ひどい苦しみに悩まされるときもあります。しかしそのようなときにも、神はわたしたちと共にいて、守ってくださると請合うのです。
あなたの名を呼ぶとは、そこで苦しむわたしの苦しみを知ってくださっているということです。今日も、「…わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守る…」(創世記28:15)。こう約束してくださる神が、あなたと共におられます。共にいてくださる神の守りの中で、今日を始めていきましょう。