ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
私が牧師になるための学校を卒業して最初に牧師として働いたのは、青森県にある小さな町でした。ところが、その新しい伝道の地で私を迎えたのは困難な現実でした。いろいろな方法を尽くして伝道するのですが、効果はほとんどありません。そのため私は自分一人で日曜日の礼拝をしたことが何度もありました。
当時、そんな私の姿を見て、数々のアドバイスをしてくれる知人もいました。ところが不思議なことにその言葉を聞いても私は励まされるどころか、ますます落ち込んでしまったのです。なぜならその頃、私が抱えていた問題は新しい伝道の方法が分からないということではなく、何かをする力が自分には残っていないということだったからです。
私たちは今までの自分の生き方を変えれば、自分が深刻に悩んでいる問題から解決されると分かっていても、それをすることができないことがあります。なぜなら、私たちには自分の生き方を変えるための力が無いからです。
イエス・キリストは、私たちの人生を新たにする方法を教えるのではなく、その力を与えてくださる方です。だから、たとえあなた自身には力が無くても、イエスを信じるなら、あなたは新しい人生を生きることが出来るのです。
聖書の言葉
「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」コリントの信徒への手紙二 5章17節です。