いかがお過ごしですか。草加松原教会の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に目を向けていきましょう。
あるとき、弟子たちは「自分たちのうち、誰が一番偉いか」と言う議論をしていました。誰でも他の人より上に立ちたい、良く思われたいという願望はあるのだと思います。しかし、そうした願望によって、他者と自分を比較しながら人間関係を構築していくときに、人は高ぶりの罪に陥ってしまうことがあります。
イエス様は弟子たちの心見抜き、一人の子供を連れてきて、「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」と言われたのです。イエス様は、弟子たちに自らを低くして、弱く、小さい者を受け入れ、それに仕えるようにと勧めたのです。何故、そんなことができるのでしょうか。
聖書が教える救い主であるイエス様が十字架にかかり、自らの命を犠牲にするという仕方で、私たちの罪を赦してくださったことによります。イエス様が十字架の上で死んでくださったから、私たちは罪赦され、永遠の命に生きる者とされた。この救い主、イエス・キリストを知り、この御方を信じて共に生きるから、私たちの内側にはへりくだって、隣り人の存在を喜び、仕える対人関係を持つ。人に仕え、隣り人を受け入れる愛が溢れてくる。そこで、互いを愛し、思いやり、大切に思う愛の関係が生まれてくるのです。イエス様が教えてくださる愛の人生を、私たちも送れるのです。