ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
教会のシンボルは何と言っても十字架ですが、それはイエス・キリストが十字架の死から三日目に甦られたからでありました。なぜ、イエス・キリストは十字架にはりつけにされたのでしょうか。イエス・キリストは同胞のユダヤ人たちから訴えられ、ローマの総督ポンテオ・ピラトによって裁かれ、十字架刑に処せられました。
こう聞くと、イエスという男はよほど悪いことをしたんだなぁ、思うかも知れません。しかし、その罪状書きには「ユダヤ人の王イエス」と記されていたのです。イエス・キリストはユダヤ人の王として、いや全人類の王として十字架についてくださったのです。イエス・キリストをポンテオ・ピラトに訴えたユダヤ人たちは十字架刑をことさら忌み嫌っておりました。それは律法の書に、「木にかけられた者は呪われた者である」と記されていたからです。
十字架につけられることは、木にかけられること、呪いの死を死ぬことであると彼らは考えたのです。そして、イエス・キリストはその呪いの死を全人類の王として、すべての人の身代わりに死んでくださったのです。イエス・キリストはそのようにして私たちを律法の呪いから贖い出し、神の祝福に生きる者としてくださいました。イエス・キリストは、あなたのためにも十字架の呪いの死を死んでくださったのです。