あさのことば 2010年4月13日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

木村恭子(上福岡教会信徒説教者)

メッセージ: 私たちの苦しみ

 ご機嫌いかがですか?上福岡教会の木村恭子です。
 今、入院中の方、経済的に大変な方、精心的に困難な状況におられる方もいらっしゃることでしょう。神様からのふさわしい助けが与えられますようにお祈りいたします。

 ところで、新約聖書の中でパウロという人はこのように言っています。
「わたしたちの一時(いっとき)の軽い艱難(かんなん)は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」コリントの信徒への手紙二 4章17節です。

 パウロの人生には、大きな苦しみや悲しみがなかったので、このように言い得たのでしょうか。いいえ、そうではりません。実はパウロは、普通の人以上に多くの困難を経験しました。船が難破したり、反対者に襲われたり、鞭で打たれたり、牢獄に入れられたり、不眠・不休で働いたり、食べ物がなく、寒さに凍え、病気になったり、などなど。
 このように多くの苦しみを体験したパウロが、それらを「一時の軽い艱難(かんなん)」というのはどうしてでしょうか。それはパウロが、神様から与えられる「永遠の栄光」の価値、素晴らしさを知っていたからです。神様がイエス・キリストを信じて生きる人にくださる祝福は、この世のどんな苦しみも、悲しみも比較にならないほど、それほど大きいのです。

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