お元気ですか。横浜中央教会の立石です。
今週はキリスト教の信条というものを取り上げます。キリスト教の信仰を短く要約して言い表したものですが、その中で最も古い「使徒信条」を取り上げましょう。使徒信条の最初の出だしは「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず」という言葉です。聖書の神様は地球と宇宙をお造りになったオールマイティの神様なのです。
さて去年のことですが、私が仕事で神戸に出張した時のことです。神戸で新幹線を降りました。そして神戸電鉄の改札でパスモのカード゙を入れました。しかしこのカードは関西では使えなかったんですね。関東の首都圏でしか使えないんだということを発見しました。場所に限定され、その地域でしか使えないんですね。あらゆる場所で使える万能のカード、なあんてのがあると便利でしょうね。
さて日本人にしか分からない神様、日本という国でだけ通用する神様などというものがあるなら、それはとても全能の神様とは言えませんね。イエス・キリストの父なる神様は、国、地域、民族、言語の壁を越えて、全世界で礼拝されている神様です。この方は日本列島だけではなくて、地球と宇宙をお造りになりました。造られた自然世界は神様の一部ではありませんから、キリスト教では作品である太陽も富士山も拝みません。私たちは天地創造の作者を拝まねばならないのです。
そして神様は私たち人間をも造られました。だから神様は私たちの父なる神様なのです。聖書はこの方から私たちに与えられた愛の手紙です。どうぞあなたも聖書をお読みください。