お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
「私の目にあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4)。
聖書はこのように語りますが、神様は私達一人一人に対して、「高価で尊い」と語りかけて下さるお方です。しかし、この御言葉が語られた時のイスラエルの状態は、神に逆らい、神に背を向けている状態でした。にもかかわらず、神さまはそんなイスラエルの民を「高価で尊い」と語ってくださいました。
こんな話があります。さんざん罪を重ねて刑務所に入れられてしまった男の人にとうとう刑務所を出る時がやって来ました。彼は両親に当てて手紙を書いたのです。「私は家に帰りたいのですが、こんな悪い人間ですから、家族の者が迷惑をするかも知れません。でももし許して下さるならば、庭の柿の木に赤いリボンをつけておいて下さい。それを見たら許しを信じて家に帰ります。しかしなければ、家には寄らずに何処か遠い所で、一人で暮らします。」
当日彼は家の近くまでやって来ましたが、怖くてとても見ることができません。そこで近くにいた子供に柿の木を見てきてくれないかと頼みました。子供はやがて息せき切って戻ってきました。「おじさん、熟した柿の実のように赤いリボンでいっぱいだったよ!!」
神様は、私達のうちにある一切の良きものに依らず、一方的な憐れみによって私達をただただ愛して下さるのです。あなたがどんな状態にあっても神さまはあなたを愛してくださいます。ここに愛があります。あなたも、この愛を受け取って下さい。それではまた御機嫌よう。