おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ23:43)
イエス・キリストは二人の強盗と一緒に十字架にかけられました。ここでいう強盗とはユダヤ国家の独立を強く願って戦った救国の戦士です。政治的・宗教的なテロリストといってもよいかもしれません。そして、見方によっては、イエス・キリストはまさにその強盗の仲間と見なされて十字架刑を言い渡されたのです。それはイエス・キリストにとって誤解以外の何物でもないのです。しかし、それははっきりとした主義主張を持ったこの二人の強盗たちにとっても、イエス・キリストと一緒くたにされるのは迷惑千万だったかもしれません。
一人の犯罪人はイエスを馬鹿にして言いました。
「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」
しかし、もう一人の犯罪人は、心の中でどんな変化が起こったのか、仲間の発言をたしなめてからキリストに向かってこう言ったのです。
「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」
この心の変化に応えてキリストはおっしゃったのです。
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」
主は真実に救いを求めるあなたにも必ず応えてくださいます。遅すぎることはないのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの平安が豊かにありますように。