おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」(ルカ9:62)
イエス・キリストの言葉は慈愛に満ち、慰めと励ましを与えてくれます。しかし、中にはとても厳しい言葉もあります。きょうの言葉はまさに揺らぐことのない決断をわたしたちに求めている厳しい言葉です。
ある人がイエスにこう言いました。
「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」
その言葉に答えてイエス・キリストはおっしゃったのです。
「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」
ほんとうに家族に挨拶をするためならば、それは礼儀に適ったことです。しかし、イエスはこの人のうちにある迷う心をご覧になったのです。
後ろを振り返りながら鋤に手をかければ、真っ直ぐ畑を耕すことはできません。イエスの弟子になろうとするものも、迷いながら過去を振り返ってばかりでは、真っ直ぐにイエスに従うことはできないのです。イエス・キリストの恵みにどれほど信頼してこれからを生きようとしているのか、そのことが問われているのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。