いかがお過ごしですか。三川栄二です。
今週はいよいよクリスマスを迎えます。クリスマスは、イエス・キリストがお生まれくださったことを覚えてお祝いする季節ですが、主イエスがお生まれになる前に、育ての父となるヨセフに次のように伝えられました。「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』」と。この名は、『神は我々と共におられる』という意味で、主イエスがお生まれくださるとは、神さまがわたしたちと共にいてくださるという約束が、実現することでした。
あなたはどのようなクリスマスを迎えようとしておられるでしょうか。家族や友人に囲まれてにぎやかに迎える方もいれば、お一人で静かに迎えられる方もおられるでしょう。元気で晴れやかに迎える方もいれば、心や体の病気に苦しみ、重い心で迎えられる方もおられるかも知れません。
このようにわたしたちは、体をもって生きることの苦しみの中で毎日を送っており、そこには孤独や淋しさ、痛みや苦しみ、悲しみや涙があります。『神は我々と共におられる』という約束は、そのような困難に生きるわたしたちのために実現したことでした。体をもって生きることの辛さにある、そんなわたしたちと共に生きるために、神さまが人間となってくださり、わたしたちの許にまでおいでくださいました。それがクリスマスなのです。