ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
よく私たちは、「自分が不幸せなのは家が貧乏だったからだ」とか、「希望した学校に入れなかったことが不幸の原因だ」と言うような話を聞くことがあります。つまり、自分の不幸の原因は自分の外側から与えられた不幸な条件にあると言うのです。
しかし、それが本当なら貧乏な家に生まれた人はすべて不幸になり、希望する学校に合格しなかった人の人生はすべてうまくいかないかと言うことになります。ところが貧しい家に生まれた人でも成功する人はたくさんいますし、自分の思った通りの学校に入学できなくても、その後、能力を発揮して、すばらしい人生を送る人はたくさんいます。
イエスの時代の多くの宗教家たちも自分の外から入って来るものが自分を汚し、自分の人生をだめにしてしまうと恐れていました。しかし、イエスは私たちの人生をだめにしてしまうものは外から入るのではなく、自分の内側から生まれるものだと語られたのです。ですから私たちが幸せになりたいのなら、外側の条件ばかりではなく、まずそれを受け取る自分の心を変えることが必要なのです。そして救い主イエスはこの私たちの心を新しくしてくださるために来られたお方なのです。
聖書の言葉
「外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、人を汚すのである。」マルコによる福音書7章15節