あさのことば 2009年12月11日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 心の清い人々

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 新約聖書マタイによる福音書の5章8節に、次のようなイエス様の教えがあります。

 「心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。」

 これは、道徳的に清い心だと神様を見ることができる、心が汚れていると神様が見えない、ということを教えているのではありません。新約聖書ヤコブの手紙4章8節に、「心の定まらない者たち、心を清めなさい。」とあります。心の汚れている者たち、心を清めなさい、ではないのです。心の定まらない者たち、心を清めなさい、なのです。心が清いということの反対は、心が定まっていないということになっています。

 違う翻訳では「二心の人たち。心を清くしなさい。」となっています。つまり、心が清いというのは、心が定まっている、二心ではない、ということなのです。それで、あらためてマタイの教えを考えると、心が定まっている人々、二心ではなく一つ心で神様を求める人々は、幸いである、その人は神を見る、ということになります。

 心が、あちらこちらにさまよわない。こっちの神様、あっちの神様というふうにさまよわない。あるいは、キリスト教もいいけど、趣味やお金もうけや、あれもこれも大事、そういうふうに心がさまよわない。ただひたすら一心に神様を求める。そうするならば、神様を見出すことができる、神様を見ることができる、ということなのです。時には時間がかかるかもしれません、忍耐が必要なこともあるかもしれません。それでもふらふらしないで、一心に神様を求めるならば、神様を見出すことができるのです。神様を見ることができるのです。

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