豊川修司（高島平キリスト教会牧師）

メッセージ： 人のために命を捨てる

　ご機嫌いかがですか。高島平キリスト教会の豊川修司です。
　アメリカのマーティン・ルーサー・キングは、白人と黒人を差別するバスボイコット運動の先頭に立った教会の牧師です。1968年、暗殺され、わずか39歳で生涯を終えました。今日は一冊の本を紹介します。

　キング牧師は、「わたしの運動の目的は、白人を打ち負かして、辱めることではなく、白人の友情と理解を獲得して、すべての人々が兄弟姉妹として生きる社会を作ることだ」と主張しました。

　また、キング牧師は群集に次の言葉を投げかけました。「もし、わたしがこの労働者を助けるために立ち止まったとしたら、毎週、教会で行う説教の準備はどうなるだろうか。もし、私が彼らを助けるために立ち止まったとしたら、私に何が起こるだろうかということではない。
　もし、わたしが労働者のために立ち止まらなかったら、彼らに何が起こるだろうか。」と訴えて、共に立ち上がるように群衆を促しました。

　次の日、キング牧師は暗殺されたのです。彼の生き方は、ヨハネによる福音書15章13節の「人のために命を捨てること。これ以上の大きな愛はない」とあるとおりです。この小冊子の名前は、清水書院の「マーティン・ルーサー・キング」です。是非一読をお勧めします。

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