今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかかられる数日前のことでした。エルサレムの街から東のほうにあるベタニア村のシモンという人の家で、食事の席に着いておられました。そこに一人の女の人が、純粋で非常に高価なナルドという香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、その香油をイエス様の頭に注ぎかけました。
この香油は、ナルドという植物から採った貴重な香油で、当時の人の1年分の収入の価値がありました。そこにいた人の中には、「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか」という人もいましたが、イエス様は「なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた」と言われたのです。
実際にこの数日後、イエス様は十字架にかかられて殺され、お墓に埋葬されたのです。この女の人は、イエス様に心からの感謝をあらわしました。そして、できるかぎりのことをしました。まさかイエス様の埋葬の準備になるとは、想像もしていなかったと思いますが、実際にそうなりました。私たちの心からの献げものや奉仕を、イエス様は、何倍にも祝福して神様の計画のために用いてくださいます。
今日の聖書の言葉。イエス・キリストの言葉。
「はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」 マルコによる福音書14章9節