今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかかられる数日前のことでした。二人の弟子に言われました。
「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、連れて来なさい。もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」
二人が、出かけて行くと、表通りの戸口にろばの子がつないであるのを見つけたので、それをほどいて、そこに居合わせた人々に事情を話すと、許してくれました。イエス様のところに戻って来て、二人はろばの子の上に自分の服をかけると、イエス様はそれにお乗りになりました。人々も服を道に敷き、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷きました。
イエス様は、戦いに使う馬ではなく、仕事に使うろばの子に乗って、エルサレムの街に入って行かれました。それは、イエス様が平和の王として、来られたことをあらわしています。大人の雄のろばに乗られたのではなく、雌のろばの子に乗られました。それは、イエス様の謙遜をあらわしています。
イエス様が来られる500年前に、預言者ゼカリヤが預言しているとおりです。
「娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利を与えられた者。高ぶることなく、ろばに乗って来る。雌ろばの子であるろばに乗って。」 ゼカリヤ9章9節