お元気にお過ごしですか。私はいずみ教会牧師の小堀です。今日もご一緒に神さまを見上げて歩んでまいりましょう。
聖書はこう言っています。
「サマリアの女が水をくみに来た。イエスは、「『水を飲ませてください』と言われた」(ヨハネ4:7)。
陽も高いお昼の12時、イエス・キリストは疲れ果て、喉が渇いていました。しかし、幾ら喉が渇いていたとはいえ、何とイエス様は、このサマリヤの女にご自分の方から「水を飲ませて下さい」と、お声をおかけになりました。しかし、これは三つの意味であり得ないことでした。
第一番目に、男性が女性に話しかけることはあってはならないことでした。第二番目に、ユダヤ人は決してサマリヤ人と係り合いを持とうとはいたしませんでした。第三番目に、この女は、今まで5人の男をとっかえ、ひっかえしていた、今は6人目の男と生活をしているふしだらな女でした。しかし、イエス様は、これらのことをすべてご存じの上で、敢えてこの女にお声をおかけになられたのです。
私達は、ここに人々を追い求めてやまない救い主のお姿をみることができるのです。神の愛の先手、愛のイニシアチブを見ることができます。
私達に、お声をかけてくださるのは、いつも神様が先なのです。イエス様がいつも先にお声をかけて下さるのです。神は、私達がお祈りをして、献金をして、それを受け取って初めて、その重い腰を上げられるようなお方ではありません。神はいつも先手を打って、あなたに語りかけて下さり、あなたを愛してくださるのです。十字架にかかるほどの愛をもってあなたを愛してくださいます。この愛の先手によって、私の人生も変えられたのですどうぞあなたも愛の先手によって変えられてください。それではまた御機嫌よう。