お元気にお過ごしですか。私は今週一週間この番組を担当させていただきます、横浜市旭区にあります、いずみ教会の小堀昇と申します。どうぞよろしくお願いをいたします。
ノルウェーの探検家ナンセンは、1888年グリーランドを横断し、93年から95年にかけては北極探検をおこなった人でした。そのとき、彼は、海底の深さを測ろうとしました。十分に海底に届くであろうと思われたロープが、重りをつけておろされていきました。しかし、ロープは海底に届かないまま尽きたので、彼はその日の航海日誌に、こう書きました。「これよりもなお深し」
次の日に測量を再開し、前の日よりも長いロープを彼は使いました。そうやっても前日と同じように海底に届くことはありませんでした。「これよりもなお深し」その日も、彼は航海日誌にこのように書かざるを得なかったのです。来る日も来る日も、ロープを次々とたれてはなかなか海の底に触れることはできませんでした。そして、「これよりもなお深し」やはり彼は航海日誌に書き記さざるを得なかったのです。彼はついに測量をあきらめて、海の深さを知ることができないまま去って行きました。
ナンセンはこの事を通して、深く教えられました。「これは神さまの愛とおなじだ。神さまの愛はこのように無限なのだ」。
私もクリスチャンホームに生まれながら、神の愛が分からず、無味乾燥な
人生を送っていました。しかし、イエス・キリストが私の罪のために十字架で死んでくださったことが分かったとき、私もこの愛が分かったのです。
どうぞあなたも、深い深いこの神の愛を知って下さい。それではまた御機嫌よう。