いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。今日は、イエス・キリスト御自身が涙を流されたお話をいたします。
イエス様には、ベタニア村に住む、マルタ、マリア、そしてラザロと言う三人兄弟の友人が居ました。イエス様ご一行が旅をしておられた時、この三人兄弟の一人、ラザロが重い病気にかかりました。姉たちは使いの人を旅先のイエス様に遣わして、「あなたの愛する者が病気です。すぐにおいでになって癒してください」と伝えました。ところが、イエス様は数日間そこにおられ、ベタニア村に到着した時には、弟ラザロはすでに死んで、墓に葬られて、四日たっていました。
マルタやマリヤ、そして悲しむ人々を見て、イエス様の心もまた張り裂けそうになり、涙を流されました。ラザロの死を悲しまれたのです。人間が死ぬべき存在であること…、その死によって、愛する者たちがこの地上においては引き裂かれてしまうこと…などを思いつつ、イエス様は涙を流されました。
しかし、涙を流されたイエス様は、その後、ラザロが葬られている墓の前に立ち、死んで四日になるラザロに向かって叫ばれました。「ラザロよ、出てきなさい」と。すると、布にくるまれた状態のラザロが生き返って、墓から出てきました。
イエス様は、悲しむ者と共に泣いてくださるまことの友人です。それと同時に、死んで悲しむ者たちに、死で終わりではない、イエス様が復活の希望、永遠の命を与える実力を持ったお方であることをも、はっきりと示されました。イエス様は、復活であり、命です。あなたもこのイエス様のことを知ってくださいますように。