いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
難しいことを説明する時に、「たとえて言えば」というような表現をすることがあります。聖書を見ますと、イエス・キリストはよくたとえを使って話されました。特に多いのはお金にたとえたものです。
ある時、旅立つ主人が10人の僕たちに、それぞれ同じ金額を渡して、これで商売をしなさいと任せました。すると、ある者は10倍の利益を出し、またある者は5倍の利益をあげました。これを御覧になったご主人は大変喜ばれました。ところが、別の者はご主人が恐ろしいので取り立てられないように、布に包んでしまっておいたのです。果たしてこのことが喜ばれたのかというと、むしろそうではありませんでした。預けられていたものが奪い取られ、厳しいお叱りを受けてしまったのです。
実はここで皆に同じように任せられたのは、神様の言葉です。人を生かし、支え、強める力がそこにはあります。ですから商売をするということは、その神様の言葉をしっかりと学んでいきなさいということでした。最初の二人の者たちはしっかりと応えていきましたので、それぞれ祝福をいただきましたが、最後の者は生かすのではなく、隠していました。それでは何にもなりません。神様の言葉はあなたを生かすために語られ、聖書として送られています。その言葉をしっかりと受けとめ、今日も一日支えられてまいりますよう、お祈りしています。