いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書26章26節です。
「一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。『取って食べなさい。これはわたしの体である。』」
キリスト教会の礼拝で、聖餐式と呼ばれるパンとぶどう酒の儀式をご覧になったことがあるかもしれません。イエス・キリストは、最後の晩餐の時に、パンを裂いて弟子たちに与え、ぶどう酒の杯を与えられ、「私の記念としてこのように行い続けなさい」と、弟子たちに命じられました。それでキリスト教会は最初の時から、この聖餐式を洗礼式と共に大切に守り続けてきているのです。
イエス・キリストは、肉を裂き血を流して十字架の上で死なれ、私たちの身代わりとして罪を償ってくださいました。そして、三日目に罪と死に打ち勝ってよみがえられました。聖餐式は、この十字架と復活のキリストを記念して行われます。イエス・キリストを信じて救われた者は、洗礼を授けられてキリスト者としての歩みを始めます。そして、教会の礼拝で聖書の御言葉の説教を受けて養われ、この聖餐式においてパンとぶどう酒を受けることを通して、キリストの十字架の救いの恵みに繰り返しあずかります。こうして新しい力をいただいて励まされ、信仰を成長させていただいていくのです。