いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書24章42節です。
「だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである。」
皆さんは、終わりの時、終末について、どのように考えておられるでしょうか。イエス・キリストは、「世の終わりも、私たち一人ひとりの終わりも、いつ来るかは知らされていない。分からなくてよい。しかし、必ず来る」とおっしゃっています。もちろん、私たちを脅して、すがらせようとされているのではありません。天地万物を支配しておられる真の神の前に自分を立たせ、いついかなる時であっても、自分の人生をしっかり締めくくることができるようにと、促しておられる。それが、「目を覚ましていなさい」とのキリストのご命令なのです。
ところで、人生をしっかり締めくくるには、まず今の人生をしっかり生きなければなりません。そのためには2つのことが必要です。天地の造り主である真の神は私たちに命を与えいつしか命を取られますが、その神から託された人生がいかに尊いものであるかをよく知ること、そして、この掛け替えのない自分の人生の意味を真の神から教えていただくことです。私たちはその時初めて、今さえ楽しければよいというその場かぎりの生き方ではなく、人生を自分らしく確かな目的を持って感謝して生きることができるのです。