お元気ですか? 銚子栄光教会 牧師 小林義信です。
本日の聖書箇書は、ヨハネによる福音書9章25節です。
「ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです」。
盲人がイエス様によって目が見えるようになりました。その日が丁度安息日であったので、それを知ったファリサイ派の者達が、安息日違反と言う事で、イエス様を罪に定めようとしてこの盲人に詰問しておりました。
この時の盲人の答えがこの様なものであったのです。あなた方はあのイエス様が安息日規定を破ったから罪人というが、神様は罪人でも憐れんで下さり、まして神を崇め、その御心を行う人であるからこそ、あの方は私の目を開いて下さったのです。このイエス様こそ正に神のもとから来られたお方です、と告白致しました。
そこでイエス様はおっしゃいました。「私がこの世に来たのは、見えない者は見える様になり、見える者は見えない様になる」。私達はこの世で生活する時、何でも分かっていると思うほど愚かなことはありません。実は、知っているようでいて何も知らず、自分が罪人である事が見えず、何時も正しいと思いこんでいます。その時に、聖書によって自分の罪が理解でき、聖書からイエス様の十字架を見る事が出来るようになった時の喜びは、言葉に言い尽くせない程の大きなものとなるのであります。