今日も元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
自分の意見をはっきり言って、意志を押し通していく人に出会うと、強い人だと感じます。また、そういう時の自分は、なんと弱いことかと感じるのです。
心の強さを考えると、たいていの場合は、言いたいことが言えたり、言いにくいことをはっきり言えることを「強い」と考えます。
けれども、イエス・キリストには、もっと強い「負ける強さ」がありました。十字架につけられる時にも、ののしられてもののしり返さず、あざけられても、あざけり返しませんでした。つばをかけられ、殴られ、ムチでうたれても、その人たちの罪もゆるされるようにと、十字架の上で祈られました。
「父よ、彼らをおゆるしください。自分が何をしているのか知らないのです。」
本当の強さとは、「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈る」という心の強さです。自分をどこまでも愛し、赦してくださるイエス様の愛に包まれると、自分も善をもって悪に勝つという強さが与えられます。
憎しみや怒りに負けることなく、キリストの愛に包まれて、本当の意味で心を強くされましょう。
今日の聖書の言葉。
「『あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば燃える炭火を彼の頭に積むことになる。』悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」ローマの信徒への手紙12章20節と21節のみことばです。