いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書、フィリピの信徒への手紙第4章4節にこう記されています。
主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。
フィリピの信徒への手紙は、「喜びの手紙」とも言われています。それは、パウロがこの手紙の中で、何度も「喜びなさい」と語っているからです。こう聞いて、喜ぶことを命じるのはおかしいのではないかと思われるかも知れません。
確かに、喜ぶ根拠もないのに、喜びなさいと命じることは、その人の人格を否定しかねないことです。しかしパウロは、喜ぶ根拠もないのに、喜びなさいと言っているのではありません。パウロは、「主において常に喜びなさい」、「主イエスに結ばれている者として、常に喜びなさい」と語っているのです。それは主イエスにおいて常に喜ぶことができる者とされているということです。良いことが起こったときや、望みが適ったときだけではありません。主イエスに結ばれている者は、どのような状態にあっても喜ぶことができるのです。
なぜなら、主イエス・キリストは、尽きることのない喜びの泉であるからです。人間の目からすれば、到底喜ぶことのできない困難の中にあっても、私たちは主において喜ぶことができるのです。あなたも、主イエスに結ばれた喜びの人生を歩んでください。