いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書、フィリピの信徒への手紙第1章3節から6節にこう記されています。
わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。
フィリピの信徒への手紙は、使徒パウロが牢獄の中で記した手紙です。パウロは牢獄の中で、神さまに感謝し、いつも喜びをもって祈っていました。なぜ、パウロは牢獄の中であっても神さまに感謝し、喜ぶことができたのでしょうか。それは、フィリピの信徒たちが、パウロが最初に宣べ伝えた日から今日まで、福音にあずかっていたからです。そればかりか、フィリピの信徒たちが、キリスト・イエスの日までに、福音にあずかりつづけることを確信していたからです。
パウロが、そのように確信することができたのは、福音にあずかっているという善い業が、彼ら自身のものではなく、神さまのお働きによるものであったからです。神さまが、イエス・キリストへの信仰を与え、生涯その信仰を保ち、全うしてくださるのです。それゆえ私たちも、神さまに感謝し、いつも喜びをもって祈ることができるのです。