いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
聖書は度々お祈りについて語ります。それだけ大切なものなのですが、これは徹底した神への信頼があるからこそできるものです。お相撲さんが強くなるために、ぶつかり稽古が欠かせないと言われます。この場合、相手が弱くてこちらがぶつかって行ったときに、吹っ飛んでしまったら話しになりません。こちらをしっかりと受け止めてくれるという信頼があるからこそできるものです。
ただぶつかるだけなら、木や壁でもいいかもしれません。でもそうではないようです。なぜなら、それらには命がないからです。つまりぶつかり合うことによって、そこに命のふれあい、人格と人格の交わりがあるのです。
祈りは、まさに神様にぶつかっていくようなものです。あなたのことを全てご存知な方が、あなたの思いをしっかりと受け止めてくださり、あなたを強め高めてくださいます。ですから遠慮なくあなたの思いを祈っていきましょう。その時、祈らない時には得ることの出来ない神様との豊かな交わりをいただくことが出来るのです。
最後に新約聖書の言葉を一つご紹介しましょう。
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」フィリピの信徒への手紙4章6節、7節。