いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
とかく宗教といいますと、摩訶不思議な出来事が起こるというイメージはないでしょうか。実際、聖書をご覧いただきますと、一瞬にして自然界の動きが大きく変化した、人の身体の具合が急によくなったなど、数々の不思議な出来事が描かれています。でも、今日ではそのようなことが起こりません。いったいどうしてしまったのでしょうか。
これらは何も人を脅かしたり、混乱させるためのものではありません。いったい神とはどのようなお方であるのか、そしてイエス・キリストこそ、人となられたそのお方であることをはっきりと指し示すために、様々な出来事が起こったのです。ですから、聖書が整えられ、神を知るにはこれがあるから充分というものがある以上、もはやそれらの出来事は必要ありません。
ある時、イエス・キリストは「モーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。」(ルカ1:29)と言われました。さらに「もし、モーセと預言者に耳を傾けないなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。」(同16:31)と続けられました。この「モーセと預言書」とは、聖書ということです。
私たちがイエス・キリストを信じるために聖書があります。だからこの聖書のお話がこの番組でも語られています。どうかこれからも耳を傾け続けてくださり、聖書の言葉によって生かされますよう祈っています。