風間義信（江古田教会牧師）

メッセージ： 神の作品

　いかがお過ごしでしょうか。今週一週間、この番組を担当します東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
　節分、立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さが続いています。だからでしょうか。風邪を引いている方も多いようです。でも昔から「病は気から」と言われますように、私たちは器用に身体と心とに分けられないものです。なぜなら、この心も身体もただお一人の造り主なる神様によって造られたからです。その私たちが作品と呼ばれます。

　製品であるならば、何千個、何万個作ったとしても、寸分の狂いがあってはならないものです。ミリ単位、いやミクロの単位でも違っていたら、不良品としてはねられてしまうかもしれません。でも私たちはすべての人の指紋や性格が異なるように、一人一人違った者として造られました。何と豊かなことなのでしょうか。

　ところが、その違う者同志はなかなかその違いを認めたがりません。違いを豊かさとして喜び合うのではなく、比べあってひがんだりねたんだり、裁いたりしてしまいます。そして自分の優れたところを見つけて安心し、喜ぶのです。でもそれは作品の本来の姿ではありません。そうなのですが、それを自分で拭うことは出来ません。だからこそ、作品としての素晴らしさを回復するために、イエス・キリストが来られました。拭えないものを私のもとに持っていらっしゃい、そこから解放してあげようと、あなたに語ってくださっているのです。

コントローラ