ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
あなたは自分の人生に起こった困難な問題のために、まさに「八方ふさがり」といえるような状況に陥ったことがありませんか。自分を取り囲んでいる状況はすべて自分にとって不利であるように感じられるとき、私たちはどうしたらよいのでしょうか。
聖書に登場するアブラハムと言う人物はそんな困難な状況に何度も追い込まれました。あるときアブラハムは自分の家族と、自分の甥であるロトと言う人物の家族との間に起こった争いを解決しなければならなくなりました。そのためアブラハムとその家族はロトの家族と離れて、別の場所に住居を変える必要に迫られたのです。そしてそのとき彼に与えられたのは見渡す限りの不毛な大地でした。
ところが神様はそのアブラハムに「目を上げて周りを見なさい。あなたの子孫はこの大地の砂のように、数え切れないほどの国民となる」と約束してくださったのです。このときアブラハムの目に入ったのは何の可能性もないような不毛な大地と、砂だけでした。ところが、神様はその場所を通してアブラハムを祝福すると約束してくださったのです。この約束の通り、神様はアブラハムを取り巻く困難な状況を祝福へと変えてくださいました。このように神様はどんな困難な状況を通しても私たちを祝福してくださる方だと言えるのです。
聖書の言葉
「あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。大地の砂粒が数えきれないように、あなたの子孫も数えきれないであろう。」創世記13章16節です。