ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
あなたは毎日の生活の中で得体の知れない不安を感じることがありませんか。明日、受けなければならないテストや、新型インフルエンザの流行など私たちの抱く心配事には確かな対象があります。しかし、私たちの抱く得体の知れない不安は「何か大変なことが起こったらどうしよう」と言うようにその対象がはっきりとしていないのです。だからその不安から解放されることも簡単ではないと言えます。
どうやら不安の原因は私たちを取り巻く様々な問題にあるのではなく、私たち自身が持っている不確かさにあるように思えます。確かに私たちは明日、自分の命があるかどうかさえもわからない不確かで、はかない存在と言えるのです。そんな私たちがだからこそ、「何か大変なことが起こったらどうしよう」という不安を抱かざるを得ないのです。
そうだとすれば私たちが不安から解放されるために必要なのは、この不確かな私たちを支えてくれる確かな存在を見いだすことではないでしょうか。空をとぶ小さな雀にさえ関心を抱かれている神様が、わたしたちのすべてを知り、その私たちを支えてくださっているとイエス様は教えてくださっています。そして私たちに「不安にならなくてもよい」と言ってくださっているのです。
聖書の言葉
「だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」マタイによる福音書10章31節です。