いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書19章23節からです。
イエスは弟子たちに言われた。「はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」弟子たちはこれを聞いて非常に驚き、「それでは、だれが救われるのだろうか」と言った。
クリスチャンになるには、お金や財産をすべて捧げなければならない、ということではありません。ただ、お金があなたに救いと幸せを与えてくれるのか、それとも私が本当の救いと幸せを与えられると信じているのか、はっきり答えてほしい。これが、主イエスのおっしゃっておられることです。
ある金持ちの青年がいました。戒めを守り隣人を愛し真面目に生きていましたが、心に虚しさがありました。ある時主イエスに教えを乞いに来ました。主イエスはすぐに、この青年がお金に執着していることを見抜かれました。それで、お金と救いとどちらが大切かと問われたのでした。
「あなたを愛しているが、お金の方が大切だ」と言われたら、「そんなのは本当の愛でも信頼でもない」とだれでも気付きます。同じように信仰も中途半端では何も起こりません。イエス・キリストも、私たちが、「あなたにすべて依り頼みます」とキッパリ心に決める時に、はじめて、虚しい心から救ってくださり、お金も人生も本当の幸せのために用いることができるように変えてくださるのです。