いかがお過ごしでしょうか。仙台教会の吉田です。
今月は、待つということでお話をしています。考えてみますと、私たちの人生そのものが、実は待つという歩みなのかもしれません。
子供の成長を待つ。生活が早く落ち着くことを待つ。病気が治ることを待つ。景気が良くなることを待つ。待つということは、願うこと、求めることだと言ってもよいでしょう。願うから待つ、求めるから待つのですね。
「求めなさい。そうすれば、与えられる」という有名なイエス・キリストの言葉があります。私たちが求めることは数えきれないほどあるでしょう。でも、人間にとって本当に必要なことはそれほど多くはありません。子供がいなくても、生活があわただしくても、景気が悪くても、あるいは病気であったとしても、私たちの中に本当に深い平安と喜びがあるならば、人は生きていけるのではないでしょうか。
実は、それこそが必ず与えられると、イエスが約束なさったことなのです。その喜びがクリスマスの喜びなのです。皆さん、どうぞクリスマスの礼拝にお出かけください。心から歓迎します。