いかがお過ごしでしょうか。仙台教会の吉田です。
もう12月。一年は早いですね。今月で2009年も終わりです。ところが、おもしろいことに、キリスト教会では昔から世の中のカレンダーよりも一足早く新しい年が始まるという習慣があるのです。
待つという字に降りる、そして季節の節で待降節と言います。イエス・キリストの御降誕を待ち望む季節という意味です。最近ではカタカナで“アドベント”と言うこともあります。
この季節、人々は三つのことを思いめぐらして毎日を過ごしました。一つは言うまでもなく、イエス・キリストがこの世にお生まれになったクリスマスの出来事です。神様が私たちを愛してくださって、救い主をお送りくださった、その恵みを思いめぐらします。
二つ目には、そのイエス様の救いがこんな私にも与えられるのだということ。そして、三つ目に、そのイエス様が私たちの救いを完成させるためにもう一度いらっしゃるということを思いめぐらすのです。
この世の一年は終わっても神様の恵みは尽きることがありません。ここに希望があります。