おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
この世には美しいもの、おいしい食べ物、すばらしい自然など、私たちを楽しませたり喜ばせたりするものがいろいろあります。その反面、それはやがて衰え、消え去り、失われます。時には人は病気になり、そして遂には、世を去らねばなりません。
誰も病気にかからないという時代が来れば、人は本当の幸せをつかめるのでしょうか。健康であることは良いことですが、それでも悩みが尽きない、というのが人間の現実です。なぜ人はこの世で様々な苦しみを味わうのでしょうか。それは、私たちに命を与えて下さった神様との関係を、私たち人間が壊してしまったからです。それが人間の罪です。そのため様々な苦しみが人の世に入ってきました。
ところで、救い主イエス様は多くの病人をいやされました。それによってイエス様が神の御子であり、病を癒す力をお持ちであることを、示されました。けれども、イエス様がこの世に来られた一番の目的は、人に健康を与えるということではなかったのです。
イエス様が世に来られたのは、神様と私たちの良い関係を取り戻すためでした。そのために十字架におかかりになって、私たちのために罪の償いをして下さったのです。イエス様は、「わたしを信じなさい」と呼びかけておられます。その御言葉を聞きましょう。
「はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている」(ヨハネによる福音書6章47節)。