おはようございます。東仙台教会の立石彰です。
今朝は、新約聖書、ルカによる福音書16章15節の御言葉をお読みします。
「イエスは言われた。『あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存知である。』」
この箇所でイエス・キリストは、単に「神様はあなたの心を知っている」という事実だけではなく、「神様はあなたの心を求めている」、ということを教えようとしておられます。
神様は、私たちとの間に、心と心が通い合う深い関係を築こうとされています。ただ命令を守るかどうかという形だけの関係ではなく、親子のように、または、恋人同士のように、相手の心を必要とする関係を神様は求めておられるのです。
もし、私たちが心を持たない方として、神様を想像してしまうなら、それは、この聖書が教えようとしている神様ではありません。また、ただ、自分の全てを知っていて、自分に対して怒っているだけの恐い神様を想像するなら、それも、イエス・キリストが教えようとしている神様ではありません。
イエス・キリストが教えようとしている神様は、中途半端に私たちを求めているような方ではなく、私の心を求めるほどに、私を愛してくださる、そういう神様なのです。