おはようございます。仙台カナン教会の吉岡です。
最近本屋さんに行くと、「一日30分で人生が変わる」だとか、「今こそ本気で変わりたい人のための、今日からできる何々術」だとか、そういうHow to物の本がたくさん平積みされています。私もそういう本が結構好きですので何冊か購入して、なるほどと思いながら読んだりするのですけれども、確かに書いてあることは正しいことで参考になるし、よく分かるのです。けれどもしばらくして気付くことは、その本を読んだだけでは、出来るようにはならないということです。その本を読めばすぐに理想通りに自分が変わるかというと、それはHow toを知ることとは全く別のことなのだという事実に、しばらくしてから気付きます。
聖書は、そういうHow to本ではありません。聖書は目標と方法だけを示して、このようにやれば困難を乗り越えられるから頑張りなさい、とは語りません。そこでの私たちの推進力は、自分自身ではないのです。聖書が語る行動の主体は、神様です。
聖書の中にあるものは、道徳でも人生訓でもHow toでも、また私たちの頑張りを求める言葉なのでもなくて、救いなのです。そしていかに私たちを救うために頑張ってくださったのかという、神様の頑張りなのです。