おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハネ10:11)
イエス・キリストはご自分が良い羊飼いであるとおっしゃいます。良い羊飼いの特徴は羊のためには自分の命さえも惜しまずに差し出すところにあります。
それに対して、自分の羊を持たない雇い人の羊飼いは「狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる」とイエスはおっしゃいます。羊のことを心にかけていないからです。これは当時の宗教的指導者に対する批判も込められた言葉です。
イエス・キリストは何よりもわたしたちのことを心にかけてくださるお方です。わたしたちの必要を誰よりも良く知っていてくださいます。知っていてくださるばかりではなく、必要を満たしてくださるお方です。わたしたちの命に危険が及ぶとき、身代わりになってでも救い出してくださいます。
イエス・キリストが「良い羊飼いは羊のために命を捨てる」とおっしゃったのは、ただ、ものの譬えとしてそうおっしゃったのではありません。実際に十字架の上でわたしたちの罪の身代わりとなって命を献げてくださいました。それによってわたしたちがまことの命を得るためです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。