おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。」(ヨハネ5:39)
ここでイエス・キリストがおっしゃる聖書とは、今で言う旧約聖書のことです。印刷技術もない時代でしたから、誰もが手にして読めるというものではありません。それほどに貴重な書物である上に、まして書かれてある内容が神の言葉ですから、どんなに大切に研究されてきたかは言うまでもありません。その聖書から永遠の命への道を見出そうと、真面目なユダヤ人たちは熱心に聖書を学んでいました。
ところが、イエス・キリストはその聖書の中には永遠の命がないとおっしゃるのです。なんと挑戦的な言葉でしょう。聖書はイエス・キリストについて証しをするものだとおっしゃるのです。
どんなに一所懸命聖書を学んでも、もしまことの救い主イエス・キリストと出会わないとしたら、それはほんとうに聖書を学んだことにはならないのです。永遠の命を与えてくださるキリストのもとへと導かれてこそ、聖書を学ぶ意味があります。
どうぞあなたも聖書を手にとって、まことの救い主イエス・キリストを見出してください。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。