リスナーの千葉県マッスルさんから、久しぶりにお手紙をいただきました。SNSぱじゃぱじゃ仲間にも加わってくださり、欠かさずほほえみトークを聴いたり、nami日記を読んだりしてくださっています。いつもありがとうございます。
学童保育の研修会のことを書いて下さいました。「子ども達が荒れるのは、自分の言いたいことをコトバで表現できなくなっているから…」とのことで、ちょこっとメモしてきてくださいました。
一秒の言葉
「はじめまして」この一秒ほどの短い言葉に、ときめきを感じることがある。
「ありがとう」この一秒ほどの短い言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」この一秒ほどの短い言葉で、勇気がよみがってくることがある。
「おめでとう」この一秒ほどの短い言葉で、しあわせにあふれることがある。
「ごめんなさい」この一秒ほどの短い言葉で、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」この一秒ほどの言葉が一生の別れになるときがある。
一秒に喜び 一秒に泣く。
この言葉は、小泉吉広氏の作品。セイコー社のCMで、小学校5年生の道徳の教科書にも採用されているとのこと。あなたもご存じでしたか?
以前、日本一短い会話、秋田弁のお話しをどこかで聞きました。「け」は「食べてください」、「く」は「いただきます」、「め」は「おいしい」という意味だそうです。本当に日本一でしょうね。
言葉もなく、相手の痛みも想像できない無差別殺傷事件の続発で心痛むこの社会の中に、この「一秒の言葉」がもっともっと必要ですね。人間関係の繋がりが言葉にあることを思う時、言語表現の力を地域社会の中でどのように鍛えていけばよいのでしょうか?
8月に「言葉の七つ道具」のお話しをしました。あきらめないで忍耐強く、語り合う力を自分の中に育てていただきましょう。顔と顔を合わせて語り合うひととき、それが本当に生きていると実感できる時ですね。それではいったい誰が育ててくれるのでしょうか?
私はいつもキリスト教会の中で、その恵みを神様からいただいています。その最初は、日曜日の礼拝です。神様が聖書によって私たちに語りかけてくださる場なのです。罪と悲惨に絶望するような毎日でも、そこから新しく信頼できる人間関係が築き上げられていくのです。神様の家族の中にあなたもぜひいらっしゃってくださいね。 くまだなみこ