「母と子の読書教室−子供に心の蜜を−」(クラディス・ハント著・有賀英子訳)というタイトルの本があります(抽選1名プレゼント、メールで申し込んでね)。
実は以前、子供の本のお店を開いてるYさんから、「お母さんの勉強室」でお話して下さいと頼まれたのです。クリスチャンではないYさんがどうして私を選んでくださったのかというと、きっかけは、番組を聴いてくださったからでした。「子育てママたちにお話しできるでしょ!」とあっという間に講師にされてしまったというわけです。相談した夫からはこう言われました。「勇気を出してやってごらん。結果は正直に出るものだ。皆が喜んで下さらなければすぐ終わり!」と。それからなんと引っ越しするまで7年も続きました。月1回開くたびに新しい出会いも感謝でしたし、喫茶店での最初の「小さな朗読会」も楽しい想い出です。
その時出会ったこの本も忘れることが出来ません。もう20年位前の出版なのに、内容は少しも古くありません。いや、ますます貴重な本になりつつあります。ママたちと一緒に悩みながら、この本を何度も読み返しました。Yさんは、私の生きる人生観世界観、つまり聖書的価値観をとても大切に思ってくださる方でした。質のよい絵本を探して紹介し命を大切に思う方でしたし、いじめや世の不正と戦う正義感の強い人でした。
第1章「ひとに翼をあたえる遺産」第2章「乳と蜜の流れる世界」第3章「良書の特徴」第4章「冒険の分かち合い」第5章「岩から滴り出る蜜」附録こどもにすすめたい本という内容です。
第1章の中にある言葉をご紹介します。「神さまが人間に付与した創造性と想像力で、これらのことばを正しく配列し、組み立てていくと、ことばは、翼をはやしたかのように、天空高く舞い上がっていきます。感受性を強め、感激を新たにし、真理にたいする理解力を深めていくように選択されたことばの与える喜びは、どんな子どもでも味あわせてやってしかるべきものです。」くまだなみこ