いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
誰かが自分の好きな歌を口ずさんでいると、思わず、自分も一緒になって口ずさむ。そんな経験をきっとあなたもしょっちゅうなさっていると思います。誰かが楽しい歌を歌っていると、私の中にその楽しいメロディが伝わってきます。誰かが悲しい歌を歌っていると、私の中にその悲しいメロディが伝わってきます。
昔、神様を信じる人たちが、自分たちの嬉しい気持ち、悲しい気持ちを「詩」にして、神様に向かって歌っていました。そんな詩集が今でも残っています。それが、聖書の中の詩編という部分です。
人々はある時は、感謝にあふれて、喜びにあふれて、神様に向かって喜び歌いました。詩編の中にこういう言葉があります。
「わたしの唇は喜びの歌をうたい、わたしの口は賛美の声を上げます」「神様、あなたの翼の陰で、わたしは喜び歌います」「わたしは、神様の御手の業を喜び歌います」…こう歌って、神様をほめたたえました。
一人の人が、「神様って、なんてすばらしいんだろう」と、喜び歌うと、その周りの人にも、心の喜びが伝わります。そして、みんなが一緒になって喜びの歌を歌います。この喜びの歌を、神様もまた、私たちと一緒になって、喜びながら聞いてくださいます。一緒になって歌ってくださいます。
神様を信じる人々と神様が一緒になって喜びあいながら歌うことを、キリスト教会では「賛美」と言っています。