いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書、ペトロの手紙一第4章7節、8節にこう記されています。
「万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。」
ここでペトロは、「何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。」と述べています。これは、本当に愛するならば、人は罪を犯さないということを教えています。私たちが罪を犯すとき、そこには神さまへの愛と人への愛とが欠けているのです。そして、ペトロが「愛は多くの罪を覆う」と語るとき、何より思い描いていたものは、私たちに対するイエス・キリストの愛であったと思います。「罪を覆う」とは、言い換えれば「罪の赦しをもたらす」ということです。十字架の死にまで至るキリストの愛だけが、私たちの罪を完全に覆い、私たちに罪の赦しをもたらすのです。
そして、キリストは、私たちを完全に罪から解放してくださるために、再びこの地上に来てくださるのです。そのとき、万物は終わりを迎え、新しい世界が始まります。万物の終わりが迫っている今、どうか、あなたもキリストの愛を受け入れてください。キリストは大きな愛で、あなたのすべての罪を覆ってくださり、あなたに罪の赦しを与えてくださるのです。