ごきげんいかがですか?澤谷由美子です。わたしは保育園の園長をしていますが、保育園がお母さんたちの心の拠り所となるように願っています。そのため私は「おはなしのへや」という、子育て中の若いお母さんたちがお子さんとともに集まって、絵本を手がかりにして子育てや自分育てを考える場所作りをしています。
少子化時代の今、子離れも親離れもしないまま親子が密着しているケースが多いようです。そんなことをテーマに話し合っていたときのことです。ひとりのお母さんの表情がみるみるくもりだしました。「私にとってこのテーマはあまりにも重過ぎる」と言い、お帰りになる時も沈み込んでいました。3日後彼女は自分から私に心を開いて話してくれました。「私は離婚をして娘をこの保育園に預けて働いています。自分の母と同居して母に依存していて、自分も親離れしていない。このままでいいのか凄く悩んでいます」と。その後、人生の悩みを相談してくださるようになりました。
「悩みを悩む力」を持っている人は成長します。
「私はどうしてこんなふうにしか生きられないのだろう」と悩んでいるあなたのその悩みを神様がご存じです。聖書には「思い煩いは何もかも神にお任せしなさい。神があなたのことを心にかけていてくださるからです」(1ペテロ5:7)とあります。